ARCTURUS( アークタウラス )電動ガンに
MOSFET、ネオジムモーター搭載のMEモデルが続々登場!
圧倒的なデザイン性とお求めやすい価格帯を両立した電動ガンブランド「ARCTURUS( アークタウラス )」より、MOSFETとネオジムモーターを搭載したMEモデルが続々とリリースされている。2022年7~8月で登場したモデルは以下の5機種。
①AK12
②AK12K
③Sword MOD1 Carbine 13.5″
④Sword MOD1 SBR 8″
⑤Karambit PDW 5.5″
AK12は アークタウラス では2020年に登場して人気を博したスタンダードモデルと外見上の違いはない。言わずと知れた、実銃AKの現行モデルを余すことなく再現しており、併せてリリースされたAK12タイプマガジンと共に、現代AKブームを引っ張る存在の1つと言える。
伸縮可能なポリマー製ストックやデフォルトで各所に設けられた20mmピカティニーレールなど、AKの基本設計を踏襲しつつも西側諸国のアサルトライフルと遜色ない使い勝手を実現したフォルムに心惹かれる諸姉諸兄も多いことだろう。
スチールプレス製のレシーバーに跡を残すセレクターの4ポジション再現(セーフ>フル>フル>セミ)や剛性のあるリトラクタブルストック、拡張性の高いポリマー製ハンドガードなど、老舗AK系電動ガンメーカーにも負けない完成度を誇る。
Sword MOD1及びKarambit MOD1 PDWは アークタウラス の今までのラインナップとも異なる新デザインを採用。こちらはナイロン製レシーバーとなる アークタウラス のスポーツライン、NYシリーズの新モデルでもある。
往年のAR-15として人気のあるMAGPUL+VLTORレシーバーを彷彿とさせる軽量なナイロンレシーバーを中心に、M-LOKを多面に配置しつつシンプルで細身のアルミ製ハンドガードや新登場のオリジナルストック(Swordのみ)を組み合わせ、今までのNYシリーズを更にブラッシュアップしたデザインへと昇華させている。
アークタウラス MEモデルとは?
アークタウラス のMEモデルは、実は2021年に発売されているPP-19-01 Vityazから既に始まっている。実に、約1年ぶりとなる新製品の登場となるわけだ。
MEとはMOSFET Enhancedの略で、名前の通りMOSFET搭載がまさに肝となるシリーズだ。
MOSFETとはトランジスタ(電気信号を増幅させたりスイッチングする半導体)の一種で、トリガースイッチをバッテリーとモーター間の大電流が流れる配線とは別回路にすることでスイッチ焼けを防ぐ役割がある。基本的にMOSFETのみではレスポンスの向上には繋がらないが、抵抗値が不安定かつ使用や経年で劣化していく物理的な金属接点スイッチと比べ、MOSFETは安定した突入電流をモーターへ供給する利点がある。
アークタウラス の使用するMOSFETについてはメーカーなど詳細が不明な点もあるため、特長など詳細が判明したら追って報告したい。
また、MEモデルはネオジムモーターの採用も注目ポイント。ネオジムとは磁石の材質名称で、最も強い磁力を持つ磁石である。サマリウムコバルトと比べそれぞれ一長一短あるが、モーターとして優れた材質であることには間違いない。コイルの巻き数のせいか?設計上、大パワーとまではいかないものの、安定した性能はいわゆる中華ガンと言われていた過去の海外製電動ガンのイメージを払拭する。またピニオンギアにはMIM(金属粉末射出成形)の高強度ギアが用いられる。
アークタウラス は今後、トリガースイッチやモーターを強化したMEシリーズをさらに展開していく予定とのことだ。スタンダードモデルからの数千円程度のアップでMOSFETとネオジムモーターが組込み済みというのは、なかなか嬉しいラインナップの登場と言えそうだ。
今まであった機種のMEモデル化や新機種の登場など期待されるが、今後はこのMEモデルが標準仕様となるようだ。ただし、今までのスタンダードモデルについても市場の反応を見つつ再販の予定はあるとのこと。
アークタウラス も海外大手メーカーと同様MOSFET等の導入が進むあたり、今後の商品展開にも期待が持てる。進化する海外メーカーの活躍から目が離せなくなりそうだ。